2010/05/18

渡井さゆりさん&藤井和夫対談・その2

♪第1回チャリティコンサートで行われた渡井さゆりさんと藤井和夫のステージ上での対談の「その2」です。ここからは、藤井も参加させていただいてのお話になります。長くなりますが、よろしく、お願いいたします。


■藤井
いやいや、皆様こんにちは。「空席以外は満席」ということで、お集まりいただいてありがとうございます。ここからは少し仲間に入れていただいて、少しお話をさせていただきたいと思います。藤井です。よろしくお願いいたします。


いま、渡井さゆりさんからのお話もありましたが、法政大学の授業に、お話を伺いにいったときに、渡井さんと出会いました。


なぜ、「演奏会をチャリティコンサートにしよう」と思ったかというところなんですが、私自身も以前、NPOで若者支援をしていました。その時に感じたことなんですけれども、非常に社会的な認知が低かったんですよね。それですごく傷をつく人がいたり、それからなかなか事が進まなかったりしたんですね。僕のいた場所は、社会的養護ではなかったんですけれども、やっぱり知ってもらいたい、若者支援について、今の若者について、困難さを抱えている若者について知ってもらいたいなぁという気持ちをずっと持っていました。


若者支援の時に感じていたように、社会的養護のことをもっと知ってほしいなぁと、渡井さんのお話を伺って、強く思いました。困難さを抱えている若者も、それから社会的養護を必要されている人も、それって実は「人ごと」ではなくてですね、今たまたまそうなっていないだけで、これから当事者になる可能性は多分にあるわけです。これはまぁ、脅しとかそういうことじゃないんですけども、可能性としてはありますよね。その時にどうしたらいいのか、どうやって社会とかかわっていったらいいのかっていう時に、「日向ぼっこ」の存在であったりとか、若者支援をしてくれるところを「知っているかどうか」ってことは、非常に大きなことだと思うんですよね。そのことを、やっぱりこの演奏会を通じて、伝えられたらいいなぁという思いと、それから僕も含めて楽団のメンバーも学べたらいいなぁと思ってチャリティコンサートにすることにしました。


■渡井
ありがとうございます。
演奏会を通じて、皆様に伝えたいことなど、まだまだもしありまりたら・・・?


■藤井
今、一色単にしゃべっちゃったんですけど。もうちょっと優しい世の中であったらいいなぁって思います。以前、教員もしていたし、若者支援もしていたし、まぁ色々やっていたんですけど、ちょっと自分の身の回りの生活のことを考えても、結構ギスギスしていませんか、特に中学生とか。やっぱり子どもがギスギスしているってことは、社会がギスギスしているからだと思うんですよね。その時に一緒になってギスギスしていまうと、ギスギスギスギスなっちゃうので、やっぱりそういうところで流れを変えるというか、ちょっと優しさがあってもいいかなぁって思っています。だから、まぁ、まさに「言葉にできない想い」なんですが、演奏を聴いていただいて、みなさんが何かを考えていただくきっかけになっていただけたら、とっても嬉しいなと思います。


■渡井
ありがとうございます。
本当に、藤井さん、harmonize、foglightの皆様の優しい気持ちによって開催していただいていると思います。私も今回コンサートを開いていただいて、皆様にお伝えしたいことは、さっき中学生で結構ギスギスされている方がいらっしゃるというお話があったんですけども、本当に子どもが笑えない世の中っていうのは、大人も笑えてない、生活を楽しめてないっていうことが子どもたちが映し鏡になって反映してくれていることだち思います。本当にどんな生まれて、どんな育ちをする子どもも幸せであることを保証して、保障され、未来に希望をもって生きていけるように、まずは大人の私たちが、若輩者の私が恐縮なんですけども、大人の私たちが希望を持って、毎日楽しく過ごせるになることが大切かなと、それは本当にみなさんそれぞれ個人の心がけにつきますので、本当に皆が出来る第一歩ということで、ちょっと心にとめていただければなぁと思います。そして、社会的養護に、ご興味をもっていただいた方は、是非、「日向ぼっこ」に、ご気軽にお問い合わせいただければなぁと思います。それでは、この後も沢山素敵な演奏が、まだまだ、ご用意されています。私もじっくり聞かせていただきたいと思います。ありがとうございました。


■藤井
渡井さんは、控えめな方なので、特にお話に出ていなかったんですけども、「日向ぼっこ」の本が、実は出来ました。パンフレットに、「日向ぼっこ」の本のチラシが入っております。本日もロビーの方で販売いたします。本で得た印税は、全て「日向ぼっこ」の活動で使われるということですので、社会的養護について、すこしでも、ご興味をもたれた方は、是非、手にとって見てください。


では、引き続きよろしくお願いいたします。


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